皿鉢料理とは

海・山・川と自然に恵まれた高知は、多彩な食材の宝庫です。
その食材をふんだんに使用し、客をもてなそうとする土佐人の心から生まれたのが皿鉢料理です。
皿鉢料理というのは料理名ではなく料理の洋式であり、直径40-50cm程の大皿に料理が豪勢に盛り付けられます。
その大皿に盛り付けられた食材を、各々が食べる分だけ小皿に取り分けます。
この皿鉢料理には、組み物、組寿司盛、寿司、刺身、アラカルトなど様々な種類があります。
一皿は2-3人前で、おきゃくの席では数種類の皿鉢が何枚も机の上に並びます。

おきゃくとは

高知では、客をもてなそうとする宴会のことを「おきゃく」と呼びます。
これは、もてなす食べ物があり飲み物があれば、友人らの集まりから冠婚葬祭での集まりまで「おきゃく」となります。
そのおきゃくの中でも、正月や結婚式、節句、法事、葬儀後の精進落としの際などには皿鉢料理を並べ、語らいながら酒を酌み交わし皿鉢料理を食べるのが高知の習わしとなっております。

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